おいしい日本の食べ方 国が変わればこれだけ違う!【番組レビュー】

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2016年1月27日放送の「おいしい日本の食べ方 国が変わればこれだけ違う!」では、日本の食材を様々な調理方法で日本在住の外国人に試食調査している様子が放送されました。

 

海外では日本食がブームになっているとよく言われていますが、実際には日本食をそのまま海外に持ち込んでいるわけではありません。日本食は現地の消費者の意見や好みを反映させることがヒットの秘訣です。

例えば、アメリカのニューヨークでは味噌を使ったチョコレートカップケーキが人気です。また、ベトナムのファミリーマートでは、トムヤムクンスープのおでんが店頭に並んでいます。

 

実際にはどのような食品が人気なのでしょうか。

ジェトロは、日本在住の外国人(アメリカ、中国、タイ、イギリスの4カ国の方)を集め、14品目の試食調査を行いました。

 

その結果、様々なことが判明しました。

例えば、アメリカが主な輸出先となっている抹茶でも、そのままお茶をたてて出すよりは、抹茶ラテのように工夫して提供したほうがアメリカ人の味覚には合っているようでした。

一方で、中国人からすると、抹茶は市販の甘いコーヒー牛乳で割ったほうがおいしく飲めるそうです。

 

他にも、高級煎茶を提供してみると、輸出が盛んなアメリカでは、高級品か否かまで分かるほど馴染みのある味になっていることが分かりました。

 

白米はどうかというと、同じく米を主食とする中国から高評価を受けました。アメリカ人の反応も上々でしたが、主食がジャガイモであることから広くは普及しないだろうという予想がたちました。

 

意外なのは、全体的に人気だったのがしいたけのバター醤油炒めだったことでしょうか。

日本の食材をそのまま提供するのではなく、調理法などを試行錯誤し、日常の食事の中に組み込んでいけるような工夫が必要です。

 

また、他国との競争もあります。例えば、緑茶市場では中国産との競争になっています。価格だけにこだわらず、高級煎茶に注目するなど独自の路線で勝負していくことで可能性がますます広がることが期待されています。

 

 

 

今回はローカライズがテーマということで、名前に注目して商品名のローカライズについて調べてみました。

 

 

「カルピス」のローカライズ

 

日本の商品を海外に輸出する際に、商品名が変わるものがあります。例えば、カルピスは海外ではCALPICOの名で親しまれています。

 

(画像:http://www.calpico.com/index.html

 

日本語は子音と母音のセットでの発音が基本なのでCALPISをカルピスと発音しますが、英語圏では子音の後に母音を発音する決まりはないので、CALPISをそのまま読んでしまいます。

その際、Cow+Pissに聞こえてしまうということで、名前を変更したそうです。

 

 

「ポッキー」のローカライズ

 

他にもお菓子名のローカライズとしては、ポッキーがあります。

ポッキーはMIKADOとして輸出されており、別の作業をしながら手を汚さずに食べることの出来るお菓子として人気のようです。

 

(画像:http://www.globaldolci.com/prodotti/SNACK/2150/ESP.-MIKADO-PZ.48

 

 

車名や観光地名のローカライズ

 

車も名前が変わることがあります。

例えば、三菱自動車の「パジェロ」はスペイン語圏ではMonteroへと変更されています

 

観光地の名前もローカライズされています。

中国語を専攻している友人に聞いた話によると、東京スカイツリーは「東京天空樹」と訳されていたそうなのですが、中国で先に商標登録されてしまったため、今は「東京晴空塔」として親しまれているそうです。

実際にインスタグラムでも、♯東京晴空塔というタグがつけられ、たくさんの写真が投稿されています。

 

 

 

名前の変更には様々な要因がありますが、現地の発音や言葉の意味を考えてのことが多いようです。

もちろん、同じ名前をつけて現地の人を混乱させてしまうことがないように、すでにその名前が使われていないか調べることも忘れてはなりません。

 

海外に輸出するときに より親しみを持ってもらえるような名前に変更することは、まさに名前のローカライズといえますし、

そのように名前一つにまで気を配ることによって現地でも受け入れられているのかもしれません

 

 

参考:

若松真平、「カルピス=カルピコ、米国では別名な訳 ダルビッシュ投稿に驚きの声」、withnews.jp、2017年02月03日、http://withnews.jp/article/f0170203001qq000000000000000W00o10101qq000014631A(2017年6月15日アクセス

「『パジェロ』『ラピュタ』に今度は『ジカ』 不運だった車名の数々」、CNN.comhttps://www.cnn.co.jp/business/35077306.html(2017年6月15日アクセス

三田村蕗子(2015)『「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか? 海外で成功するローカライズ・マーケティングの秘訣』

 

 

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