あなたの英語もどこかの方言!世界共通語

ユーザー sh_19812 の写真

英語はいわずと知れた世界共通語ですが、単に英語と一括りにはできません。英語にも地域色が現れるからです。

代表的なものとして、英米語、フィリピン英語、インド英語、オーストラリア英語があります。

英米語は、英国で約5900万人に、米国で約2億7000万人に話されています。他の地域でも英米語が話されており、アイルランドや南アフリカ共和国などにはイギリス英語の影響がみられ、カナダではアメリカ英語の影響がみられます。

フィリピン英語は、フィリピンに住む約7100万人によって話されています。

一方、インド英語の話者数は、南アジア全域の約1億5000万人といわれています。

オーストラリア英語は、オーストラリア英語とよく似ているニュージーランドの英語話者も含めると、約2200万人になります。(梶茂樹他『事典世界のことば141』p400,194,78,94より)

とはいえ、このような地域別の大きな区分は有名です。さらに、アメリカ英語、イギリス英語など英米語の中にも小さな区分があることもよく言われています。しかし、そのアメリカ英語の中にもたくさんの方言があるというのは知っていましたか。

日本の英語教育で主に教えられており、実際に大学で研究している人もいるアメリカ英語の方言について今日はご紹介します。(Vaux, Bert and Scott Golder. 2003. The Harvard Dialect Survey.より)

You?You guys? Y'all?

皆さんは、英語で二人称複数を指す言葉として何を使いますか。

A.you all  B.yous / youse C.you lot D.you guys E.you ‘uns F.yins G.you H.other I.y’all

  1. you allは10764人中12.63%の人が使っており、東部の人のほうが良く使う傾向にあります。
  2. yous / youseは0.67%の人が使っており、これも東部で少数の人が使う傾向にあります。
  3. you lotは0.18%の人が使っており、分布としては西海岸と東海岸においてごく少数の人が使用しています。
  4. you guysは42.53%の人が使っており、北東部の人と西海岸の人がよく使っています。
  5. you ‘unsは0.20%の人が使っており、東の内陸部に住む人が使っています。
  6. yinsは0.37%の人が使っており、東の内陸部に住む人が使っています。
  7. youは24.82%の人が使っており、北東部の人がよく使っています。
  8. otherを選んだのは4.62%の人で、東部全域で少数の人が選択肢以外の呼称を使うようです。
  9. y’allは13.99%の人が使っており、主に東海岸と南東の人が使っています。

まとめると、西部と北東部ではyou guysを使う人が比較的多く、南東部ではy’allが一般的に使われる傾向にあるといえます。さらに、その他の呼称を使う人もごく一部ですが存在しています。

学校教育ではyouを使うのが普通だと習うので、youを選ぶ人も多いのではないでしょうか。私は会話の中ではyou guysと癖で言ってしまうので、北東部もしくは西海岸よりの呼称を使っていることが分かります。

Grandmother? Gramma? Nana?

他にも特徴的な方言があります。

皆さんは、父方の祖母のことをなんと言いますか。

A. grandmother B. granny C. grandma D. gramma  E. nana F. other

  1. grandmotherは10211人中6.38%の人が使い、東部でよく使われています。
  2. grannyは3.67%の人が使い、これも東部に広く分布しています。
  3. grandmaは47.70%の人が使い、北東部と西海岸でよく使われる傾向にあります。
  4. grammaは13.67%の人が使い、北東部の人がよく使う傾向にあります。
  5. nanaは4.49%の人が使い、北東部の海岸沿いでよく使われています。
  6. otherと答えた人は24.09%いて、aからe以外の呼び方で呼ぶ人が4分の1もいるということを示しています。北東部の海岸沿いや南西部の海岸沿いでは別の呼び方が浸透しているようです。

傾向として、grandmaが一般的に使われる傾向にあり、grandmother を使う人が南東部に、grammaを使う人が北東部に多くいる傾向があるといえるでしょう。

私はgrandmaと言うので前の問題と同じように北東部や西海岸でよく使われる英語を話す傾向にあることが分かります。

学校教育で習う書き言葉の英語だけではなく、実際の話し言葉では聞いたこともないような単語を使う地域もあります。もしかするとドラマや映画などで特徴的な方言を話すキャラクターが出てきていたのに、まったく気がつくことなく観ていたということがあるかもしれません。

私の自己診断結果

最終的に、私は25問くらいの質問に答えていく少し詳しめの方言診断をしてみたのですが、ニューヨークやジャクソンなど東部よりの英語を使う傾向にあると分かりました。

このように英語にも方言があるのだと考えると、言語としても国としても深みのあるものとして感じることが出来るのではないでしょうか。

クラウドソーシング「ランサーズ」