世界で最も影響力のある言語ベスト10

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世界には様々な言語が存在しますが、言語を学習する際に、「どの言語を学習するか」選ぶということは非常に大事になってきます。

自分が行きたい国、話したい言語があればその言語の学習をスタートするだけの話ですが、現状まだどの言語を学習したいかが決まっていない人にとって話者数、利用地域、文化的影響力などは考慮の基準として知っておきたいですよね。

今回影響力のある言語ベスト10を選んでみました。

(参考サイト:ウィキペディアINFOGRAPHIC: A world of languages - and how many speak them

10位 ヒンドゥスターニー語

<チャート1>

ヒンドゥスターニー語はインド・パキスタンで主に使われている言語で、ヒンドゥスターニーとはインド(ヒンドゥスターン)を表す言葉から来ています。母語話者数は約4億9000万人とかなりの人数です。

インド・パキンスタンからの移民が世界中に広がったために、フィジー、マレーシアなど世界の多くの国々に拡散しました。拡散した場所によって、地元の言語の影響を受けて、変化し続けています。

IT先進国であるインドはアメリカ等の先進国へも積極的に人材を送り続けており、今後も影響力は強くなっていくと考えられます。

9位 日本語

<チャート2>

日本語は母語話者数は約1億3400万人と数自体は多いですが、使用する人口のほとんどが日本国内に住んでいると考えられます。上記のような理由のため、国際的な影響力は話者人口そのものより低くなります。

また、ひらがな、カタカナ、漢字の3種類の文字を利用する等の理由から、外国人にとっては習得が難しいことも影響力の低さの一因です。

しかし、そのような状況でも文化的、経済的先進国であることは変わりません。今後人口の減少に伴い、徐々にその影響力は小さくなるでしょうが、現時点ではまだ非常に大きな影響力をもっています。

8位 ドイツ語

<チャート3>

話者数は1億3000万人で、ドイツ、オーストリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルクの4カ国では、ほとんどの人口がドイツ語の母語話者です。EU圏内では、母語人口が域内最大となっており、また、EU内での経済力の大きさも含めて、その影響力はとても大きいです。

ただし、第二次世界大戦での敗戦、ヨーロッパ圏外へ植民政策を行わなかったことにより、ヨーロッパ圏外ではその影響力があまりありません。

7位 ポルトガル語

<チャート4>

ポルトガル語の母語話者数は約2億5000万人となります。ポルトガル自体の人口は1000万人程度と少ないですが、人口2億人のブラジルの公用語となっているため、話者人口総数は多いです。

旧植民地だったアフリカ諸国、南米諸国での話者数が多く、ポルトガル語で書かれた文学も盛んです。ポルトガル語の文学作品に対するカモンイス賞など、権威のある文学賞も存在するため、文化的影響力も高いと考えられます。

6位 ロシア語

<チャート5>

ロシア語の話者数は約1億8000万人となっています。ヨーロッパ圏では話者数が最も多いですが、ドイツと同様に海外に植民地がなかったため、話者は基本的にロシア本国とその隣接各国に限定されます。例外的にイスラエルでは、旧ソ連からの移民が70万人近くいたため、ロシア語のテレビ・ラジオ放送局も存在します。

一時期エストニア・ラトビア・リトアニアなどでは、ソ連からの独立以降はそれぞれの各民族語を使う気勢が高まったこともあり、言語としての影響力はやや縮小気味でした。しかし、現在ではソ連時代のマイナスイメージが薄れつつあること、人権的な批判等から言語的に共存する姿勢を見せつつあります。

さらに、ロシアは宇宙開発、天然資源開発にも強い影響力を持つため、ビジネス的な観点からロシア語の需要が再度高まりつつあります。

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5位 中国語(マンダリン)

<チャート6>

中国語(マンダリン)の母語話者数は8億4000万人とどの言語と比べてもトップを走っています。他に、上海語、広東語などの各言語(方言)を合計すると、約13億人以上となり、全世界の人口の3分の1近くの人口が中国語を話すため、その影響力は非常に大きいです。

中国発祥の企業バイドゥ、アリババなどの進出もめざましく、今後の成長力も期待できます。

話者数の多さはトップですが、中国国内でも方言によっては全く通じないこともあり、漢字に関しても、その複雑な形、不規則な読み方から習得に習得に労力を要すること、植民地を特に持たなかったため、中国本土以外ではほとんどの国で利用されないなどのマイナス点も存在します。

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4位 アラビア語

<チャート7>

話者数は約2億3500万人となっており、主に中東、アフリカ諸国で使用されます。クルアーン(コーラン)は、翻訳が禁止されているため、理解、暗誦のためには必然的にアラビア語が必要となり、多くのイスラム教国に浸透しています。

以前ヨーロッパ諸国の植民地であったアフリカ諸国が独立し、その際にアラビア語を公用語として選択することが多く、アラビア語の利用国は現在増加しつつあります。

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3位 スペイン語

<チャート8>

話者数は約4億2000万人となっており、主にスペイン本国、中南米諸国で利用されています。また、カリフォルニア州やフロリダ州等、アメリカの一部地域では南方からの移民の増加のために、スペイン語が非常によく使われており、公的機関でもスペイン語が通じることが多いです。

余談ですが、スペイン語は英語などに比べて発音が規則的なため、日本人にも(発音の点では)習得しやすいと言えるでしょう。

2位 フランス語

<チャート9>

話者数は資料により差異がありますが、文部科学省の統計では約1億2900万人と言われています。注目すべきところは、かつて植民地だった多くの国で利用されていることです。主にフランス語話者の多い地域はベルギー、カナダのケベック州などです。

また、17〜19世紀のヨーロッパでは、外交言語として多くの国際機関でフランス語が使われてきた経緯があります。そのため、国際オリンピック連合や万国郵便連合などの諸機関において、フランス語が公用語として利用されています。

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1位 英語

<チャート10>

話者数は約3億3500万人で、1950年代あたりまでイギリスが多くの植民地を有していたこと、またその後同様に英語を公用語とするアメリカが国際政治、経済において勢力をもったため、世界共通語として非常に広範囲で利用されるようになりました。

使用される国々は主にアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ等で、母語としている人口は中国語などに比べて少ないですが、公用語としている国々の人口は英語が世界一となっています。

また、アメリカで科学技術、ビジネスなど様々な点において高い水準の研究が行われているため、今後ともますますその影響力が強くなることが予想されます。

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まとめ

使用話者数などは資料、統計のタイミングなどでいろいろな説があります。また、複雑な国際的事情から、母語者数の測り方、話せる話せないの基準などにもさまざまな意見があるので、一概にどの言語が最も利用されているか、判定するのは難しいですが、新たな言語学習をする際には考慮の一助となればと思います。

現状で英語が最も影響力のある言語であると考えられますが、多様な視点から見て、英語だけでなく様々な言語が影響力をもっていることがわかっていただけたのではないでしょうか。

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