タイ健康市場 日本式で元気に楽しく!【番組レビュー】

ユーザー sh_19812 の写真

東南アジアでは平均寿命が延び、高齢化が進行しています。現在、タイ人の平均寿命は75歳ですが、出生率は1.40と日本よりも低い数値が出ています。2022年には高齢社会になると予想されています。

高齢社会を迎えることが予想されているのはタイだけではありません。シンガポールや中国、インドネシアなどでも、近い将来に高齢社会を迎えると考えられています。

高齢化が進むタイですが、昔からお年寄りは家族で見るものとされてきました。しかし、女性の社会進出や核家族化によって、家族でお年寄りを見るということが難しくなっており、介護付き老人ホームの需要が高まっています。

老人ホームを運営しているリエイでは、介護士になるために勉強する学校を作って人材を育成しています。介護に対する認知度がまだまだ低いタイでは、知識やノウハウはもちろんですが、介護とは何かというようなことから教育が必要です。日本式介護をサービスとして提供できるように、リエイは奨学金制度を充実させ、寮も完備しています。

リエイが運営する老人ホームでは、定期訪問診療や緊急時対応もサポートできるように、24時間職員が駐在しています。また、大きな特徴として家電から水回りまで全て日本メーカーのものを使用しています。さらに、学校の卒業生が職員として在籍しているため、レベルの高いサービスを提供することが可能です。

リエイは日本式サービスをタイの介護のスタンダードにしていこうとしています。

さらに、日本のヘルスケアや医療分野もタイで注目を集めています。

タイで催された健康長寿広報祭では、74の日本の機関や企業が参加しました。産業界が一体となってこのような広報活動を行うことによって、事業拡大を狙っています。

また、タイでは調理教室が人気です。タイに料理教室を構えているABC Cooking Studioは、20代・30代の女性をターゲットに、オシャレに楽しく料理を学べるようなサービスを提供しています。ヘルシーで体にいいと評判の日本の料理を自分でも作ってみたいという人が多く、2000名弱の会員が登録しています。料理教室が人気である理由の一つに、余暇の過ごし方が多様化しているということがあります。料理を習うということが一つのステータスになっているのです。

タイの料理教室人気に注目して、日本の食品メーカーが調味料を提供するなどして、さらなる事業展開を目指しています。

世界の中でも長寿の国である日本の技術やその秘訣が新たなビジネスチャンスとして注目されています。

タイにおける日本食への関心

実際に、日本食はタイで一定の関心が寄せられています。健康ブームということで、アメリカなどで日本食がブームになっているというのはニュースになることがありますが、タイもその例外ではありません。

日本食のレシピと料理教室

日本食ブームに合わせて日本食のレシピ(青)を調べる人も多く、ABC Cooking Studio(赤)はその関心を反映するかのように注目度を増していっています。健康食を自宅でも楽しみたいという思いがあるのかもしれません。

調味料への関心

日本食を自分で作るうえで、日本の調味料に関心を持つ人も多いようです。実際に、いくつかの企業についてタイでのトレンドを調べてみました。

まず、キューピー(青)、キッコーマン(赤)、味の素(黄)、カゴメ(緑)は以下の通りでした。

また、ミツカン(青)、マルコメ(赤)、S&B(黄)は以下の通りでした。

やはり、本格的に日本食を作りたいという人がいることによって、日本の調味料にも関心が寄せられているようです。

ABC Cooking Studioのような日本食の料理教室で商品をプロモーションすることで、関連商品が伸びているのかもしれません。

まとめ

このように何か一つ流行すると、それに関するものにも同じくらいの需要が生じるというのは、案外盲点かもしれません。

新分野で海外進出して市場を開拓することは勿論のことですが、日本から輸出されたもので流行するものがあれば、その関連商品を輸出するという方法で海外進出をすることができるでしょう。

 

キーワード: 

クラウドソーシング「ランサーズ」