日本の加工食品がドイツで人気に ‐オーガニックは市場開拓の切り札か?‐【番組レビュー】

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ドイツで人気を集める「オーガニック食品」

2017年6月28日放送の「日本の加工食品がドイツで人気に ‐オーガニックは市場開拓の切り札か?‐」では、ドイツで人気を集める「オーガニック食品」について取り上げられました。

ドイツで最も1人当たりGDPが高い都市、ハンブルクでは現在オーガニック食品が話題となっています。

一部の富裕層だけでなく、一般消費者も多く購入しているのがその特徴で、「健康に良く、環境にも優しい」というのがその大きな理由です。日本とは、消費者の価値観そのものが違うようですね。

今回は岐阜県の食品加工メーカー「エヌ・ディ・シー」のドイツへの挑戦を取り上げていました。

エヌ・ディ・シーは現状オーガニック食品を取り扱っているわけではありませんが、大豆を利用した代用食品を取り扱っており、日本国内では引く手数多の企業です。

エヌ・ディ・シー社長の市川吉徳さんが実際にドイツへと旅立ち、寿司レストラン、現地スーパー等を視察し、オーガニック食品の人気と、その人気を支える「バルク輸送」などの輸送に焦点をあてていました。バルク輸送はアルヒェ・ナドゥーアブロドゥクテが利用している輸送方式で、生産者は包装、ボトル詰などをせず、アルヒェが大量に生産物を購入、包装等を担当します。

この方式はコスト削減だけが目的でなく、生産者の負担も減るため、中小企業とも取り引きをしやすいというメリットがあります。

最終的にエヌ・ディ・シーは現地のバイヤーではなく、日本の商社ミトクと共同開発することとなりました。商社ミトクはアルヒェに対しても多くのオーガニック食品をおろしており、連携することで、ドイツへの進出の足がかりをつかめそうです。

オーガニック食品の各国での売れ行き

オーガニック食品の売り上げは年々上がり続けています。特にその市場規模として注目すべきはおよそ3兆円規模の米国と、およそ1兆円規模のドイツの2国となります。オーガニック食品を扱う企業としては、米国、ドイツの2国は大きな取り引き先になりそうです。

下図はヨーロッパにおけるオーガニック食品の売り上げを国ごとに記したものです。(2015年。数字は億円単位となります。)

(参考サイト:https://www.ota.com/news/press-releases/19031世界2大オーガニック市場、米国とドイツで日本食品に特化した商談会を開催 、The World of Organic agriculture)

チャート1

 

そして、注目すべきは現在オーガニック食品が人気となっているのが富裕層だけではなく、上記2国の若者世代も含んでいるということです。オーガニック食品といえば、健康を気にする富裕層、高齢者が主なターゲットとイメージしがちですが、「環境を大事にする」という観点から若い人々が支持しはじめたのは意外な事実ですね。

 

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